このモジュールは標準的なキャッシュポリシー(=どうキャッシュファイルを作るか?という方針)を「互換モジュール」に付与します。 このポリシーでは、管理者グループを除くすべてのグループに対してキャッシュファイルを作ります。
「互換モジュール」はモジュールとブロックに対するコンテンツキャッシュ機能を持っています。キャッシュ機能が有効なとき、この機能は各プログラムの動作結果の表示内容をファイルに保存します。そして、キャッシュファイルが利用可能なとき、「互換システム」はブロックやモジュールのロジックやSQL(データベースの稼動)を回避するようにして、サーバーの負荷を軽減します。それは大変パワフルですが、同時に非常に危険です。なぜならそこにはキャッシュポリシーがないからです。
例えば、もし「互換モジュール」がキャッシュファイルを管理者のアクセスに対して作成してしまうと、匿名ユーザーは本来管理者のみがアクセス可能である秘密の情報表示を見ることができてしまいます。セキュリティのためには、「互換モジュール」はすべてのグループに対して個別にキャッシュファイルを作成する必要があります。しかし、この方法は非常に多くのファイルをあなたのサーバーに作成することになります。言い換えれば、「互換モジュール」はあなたがどういうキャッシュ方針を望んでいるかを知らないということです。
このモジュールはキャッシュモジュールのうちのひとつであり、標準的なキャッシュポリシーを「互換モジュール」に与えます。そのポリシーは、管理者グループを除くすべてのグループにキャッシュファイルを作成するということです。
したがって、このモジュールのキャッシュポリシーでは非常に多くのファイルが作成されます。そこで、あなたは「キャッシュクリアブロック」をインストールするべきでしょう。このブロックは表示されないブロックで、設定された時間間隔で、余分なキャッシュファイルを含むすべてのキャッシュファイルを消去します。
このブロックは表示されないブロックで、設定された時間間隔で、余分なキャッシュファイルを含むすべてのキャッシュファイルを消去します。