このセクションでは、まず初めに、管理画面の基礎を学びます。 次に、一般設定を使用してサイトの情報を設定します。最後に、サイトの外観(見た目)を変更する為にテーマを変更します。
あなたのウェブサイトには2つのモードがあります。 ひとつはユーザ・モードであり、外の世界(あなたのウェブサイトを訪れるユーザー)から見える部分です。 あなたが今アクセスしているこのモードは管理モードです。 管理モードのインターフェイス領域はコントロールパネルとも呼ばれ、あなたがサイトを管理したり、モジュールを追加したり、テーマを変更するなどといった管理作業を行う為の場所です。
サイトを管理する為に、さまざまなメニューを使いこなしていく事になります。 左カラム(再度メニュー)を見てください。管理メニューが並んでいるのが分かると思います。それぞれの管理メニューはそれぞれのモジュールに属しています。 後で、あなたがモジュールを追加すると、そのモジュールの管理メニューがこの左カラムに追加される事になるでしょう。 たとえば、このヘルプは 互換モジュール の一部であり、他のモジュールのメニューが閉じられている一方で、互換モジュールの管理メニューは展開されています。
あなたはパッケージのインストールの段階で、いくつかのモジュールをインストール済みです。したがって、左カラムには既にいくつかの管理メニューが表示されているはずです。 デフォルトでは、現在のモジュールのメニューは展開され、そのほかのモジュールのメニューは閉じられています。 あなたがインストールステージの間、既にいくつかのモジュールをインストールしているので、左のコラムにはいくつかのコントロールメニューがあります。 デフォルトで、現在のモジュールに関するメニューは広げられます、そして、他のモジュールに関するメニューは潰されています(隠されます)。 [+] アイコンをクリックすると、そのメニューは展開されますので練習してみましょう。 ただし、練習のうちはメニューの項目をクリックしないように気をつけてください。 メニューの項目をクリックすると、他の展開されたメニューはすべて閉じられて、このヘルプも終了し、あなたはそのメニューの内容へ"連れ去れる"事になります。
画面の右上の隅に、アクションサーチボックスを見つける事が出来ます。これは管理者の為の特別な検索機能です。 キーワードを入力する事によって、あなたは探しているメニューを検索する事が出来ます。 なにか管理作業を行ううえで、どの管理メニューを使えばよいかを忘れてしまったときは、このアクションサーチを試してみてください!
例えば、「ユーザを削除する方法」を忘れてしまった場合は、アクションサーチのボックスに「ユーザ」と入力してみてください。 アクションサーチは、いくつかの関連する管理メニューのリンクを探し出してくれます。
アクションサーチボックスのすぐ下側に、3つのクイックリンクがあります。
さて、あなたのサイトの構築を始めましょう! あなたのサイトのユーザー側へ行って、あなたのブラウザに表示されるサイトのタイトルを見てみましょう。 'XOOPS Cube Site - Just Use it' ---- これはデフォルトのタイトルです。 手始めに"タイトルの変更"から始めましょう。このタイトルを、あなたのサイトのコンテンツに即したものに変更します。
あなたは全般設定で、サイトのタイトルやスローガンのような基本的で一般的な情報を変更する事が出来ます。 互換モジュールのメニューをクリックして、全般設定を開いてください。 タブブラウザを使用すれば、このヘルプを見ながら、別のタブで設定を操作する事が出来ます。
そこには、あなたが設定する事が出来る30近い設定項目があります。
30近い設定項目のうち、あなたがサイトを作り始める為に重要なものは、ひとまず以下のものになります。 全般設定はいつでも変更出来ますので、後からこの設定画面に戻って、他のものの詳細を見る事が出来ます。
あなたのサイトの名前です。
あなたのサイトのスローガンです。副題(サブタイトル)を入力しておくとよいでしょう。
あなたのサーバーがある地域のタイムゾーンです。 インストーラが正しいと思われるタイムゾーンを入力済ではありますが、出来ればそれが正しいかどうかを確認してください。 もしタイムゾーンについて詳しくなければ、今はデフォルト値にしておいてください。
これはユーザー登録時のデフォルトのタイムゾーンです。 もしあなたのサイトがニューヨーク市民の為にあるなら「東部標準時」を、日本人向けならば「東京、大阪、札幌、ソウル、ヤクーツク」をセットしてください。 ユーザーのタイムゾーンはユーザー自身で変更する事が出来ますので、よく分からなければ今はデフォルトの値を使うか、サーバーのタイムゾーンと同じ値をセットしておきましょう。
XOOPS Cube Legacy には、サイトオーナーがすばやく問題を解決する事を助ける為に、3つのデバッグモードを備えています。 インストーラはデフォルトとして 'PHPデバッグ' を設定済みです。 あなたがサイトを構築している間は 'PHPデバッグ' を保っておいたほうがよいですが、サイトの公開・運営を始めたら 'オフ' に変更するべきです。
あなたがサイトを構築している間、あなたのサイトを隠したいのであれば、 'はい' を選択してください。 サイトは閉鎖され、管理者のような特権グループのアカウントを除いて、アクセスする事が不可能になります。 別の表現をすれば、サイトを訪れたすべてのユーザーは、サイトから 'サイト閉鎖の理由' に入力されたメッセージで挨拶され、'サイト閉鎖時でもアクセスが認められているグループ' のアカウントがログイン出来るようにログインボックスがメッセージの脇に表示されます。 アカウントを持たないゲストユーザーはサイトに全くアクセスできないでしょう。 ステップ4でこのヘルプファイルはユーザー管理について説明しますので、今はここに 'いいえ' を設定しておきましょう。
OKですか? '送信' ボタンをクリックして、サイト設定の効果を確認しましょう。
XOOPS Cube Legacy は、ポータル・サイトを得意としていますので、あなたのサイトは公開当初から新しいユーザー登録を受け付ける事が出来ます。 しかし、あなたが色々設定している間は、念の為にユーザー登録の受付を停止しておいた方が良いでしょう。 その為には、ユーザーモジュールの一般設定を開きます。左カラムの、コントロールメニューで、ユーザーモジュールの [+] アイコンをクリックしてから、更に 一般設定を選んでクリックします。
再び、あなたは、多くの設定項目を見る事になるでしょう。 ほとんどのモジュールは、一般設定に多くの項目を持っており、あなたの必要性に応じて設定する事が出来ます。
新しいユーザー登録の受付を停止する場合は 'いいえ' を選択してください。それから '送信' ボタンをクリックしましょう。
アクションサーチボックスの下、画面の右上の隅にある 'ホームページ' リンクをクリックしてください。 あなたのサイトの外観が旧 xoopscube.org と同じものである事に気づきましたか? XOOPS Cube Legacy では、サイトの外観は、テーマによって決定されます。 テーマを変更するだけで、サイトを別印象の外観に変更する事が出来ます。 その作業の為に必要なのは、新しいテーマと、そのテーマをアップロードする為の FTP クライアントだけです。
XOOPS Cube Legacy では XOOPS2 のテーマが利用可能です。 多くのデザイナーがクールなテーマを彼らのサイトで公開しており、サイトを訪問してテーマをダウンロードする事が出来ます。 XOOPS Cube プロジェクトのウェブサイトを訪問し、Wikiやダウンロードコーナーからテーマサイトの URL を入手して、好みのテーマをダウンロードしましょう。 ほとんどのテーマはたいてい圧縮されていますので、このパッケージを解凍したときのように、今回もたぶん解凍ツールを必要とします。 もしあなたが WindowsXP/Vista や Mac OS X を使っているなら、zipファイルを解凍する事は簡単です。 さて、今、解凍されたテーマのディレクトリがあなたのコンピュータ上にあるとしましょう。そのディレクトリは theme.html か package.ini.php を含んでいるはずです。
解凍済みのテーマを、あなたの XOOPS Cube Legacy のルートディレクトリの下にある /themes ディレクトリへアップロードしましょう。 次のディレクトリツリーを覚えておきましょう。
注意! よくある間違いは以下が示すように、余分なディレクトリをアップロードする事です。 初期状態では、2つのテーマのディレクトリ(default と cube_default)が既にそこにある事に注目してください。 あなたが今アップロードしたテーマのディレクトリがこれらの2つと同じ階層(場所)にあるはずです。
互換モジュールの管理メニューで 'テーマ管理' をクリックしてください。
あなたのお気に入りのテーマの横で '選択' ボタンをクリックする事によって、サイトの外観を決めてください。
あなたはいま、自分のサイトへの第一歩を踏み終えたところです。 あなたのサイトには、固有のタイトル、適切な外観があります。 次のステップへ進む為の準備は無事終わりました。また、あなたは今や、これらの設定方法を習得済みですから、いつでも設定を変更する事が出来ます。